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Old age / regression depression

老年期・退行期うつ病

概要Overview

老年期は、疾病への罹患、配偶者との死別、子の自立や定年など役割の喪失、地域や家庭内での孤立、施設入所など環境の変化によるストレスなど、喪失体験やストレスが多く、うつ病の好発時期です。
老年期のうつ病には、身体的愁訴が前面に出るタイプや不安焦燥が強いタイプ、微小妄想(貧困妄想・心気妄想・罪業妄想)など精神病症状を伴ううつ病が多く、重症化しやすく、重症例は入院が必要です。

不安そうな老人の画像

身体愁訴が前面に出るうつ病

内科を最初に受診していることが多いです。高齢者では精神科に対する偏見があり、精神科受診を拒否することもあります。食欲不振や腹部不快、疼痛、便通へのこだわりや頻尿、手足のしびれなどの症状を訴えることが多いです。うつ症状が目立たない場合を仮面うつ病と呼びます。

不安焦燥が強い老年期うつ病

抑うつ症状よりも不安焦燥が前面に出て、落ち着きがない状態を呈します。依存的、子供のようになり、退行が見られることもあり、希死念慮が強まることも多いです。

微小妄想を呈するうつ病

貧困妄想(経済的心配はないのに、仕事に失敗して破産する、路頭に迷うと信じる)や心気妄想(不治の病に罹患しており、助からないと信じる)、罪業妄想(自分は罪人であると信じる)を訴え、希死念慮が強いことが多いです。

老年期うつ病

うつ病による精神運動抑制や認知機能障害が認知症のように見えることがあり、仮性認知症と呼びます。

治療Treatment

薬物療法

老年期うつ病では、抗うつ薬による薬物療法が奏功する場合も多いです。しかし、高齢者では薬物の代謝機能の低下などから薬剤の副作用が出やすく低用量からの慎重な投与が必要です。

mECT(修正型電気痙攣療法・無痙攣通電療法)

精神病症状を伴う重症うつ病は、自殺念慮が強い、食事が摂れず衰弱が顕著など、速やかな症状の改善が必要な場合が多く、抗うつ薬が不十分な効果しか発揮しない場合が少なくありません。そのような場合にはmECT(修正型電気痙攣療法・無痙攣通電療法)が必要かつ有効です。

環境調整

老年期の抑うつ状態やうつ病では、前述のように孤立・孤独や高齢者施設内での対人トラブルなどが原因であることも多く、入院やデイ・ナイトケアの利用による孤独の解除など環境調整が薬物療法よりも有効なことも少なくありません。

老年期アルコール依存症の治療

老年期のアルコール依存症も高齢化が進んだ現代社会では珍しくありません。老年期以前に既にアルコール依存症であった人で症状が悪化、顕在化する人が多いですが、老年期の孤立・孤独からうつ病になる代わりにアルコール依存症になるタイプも少なくありません。認知症の併発例、身体合併症のある方、衰弱した方も多いです。老年期アルコール依存症では、依存症治療と身体的治療・リハビリテーション、栄養療法、介護、退院後の環境調整や支援などを統合的に提供することが必要です。

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