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Obsessive‐Compulsive Disorder

強迫性障害

強迫性障害とは

強迫性障害(強迫症)は、不安や恐怖、不快感を引き起こす考えやイメージ(強迫観念)が繰り返し執拗に浮かび、それによる不安や不快感を軽減するために様々な行為や確認(強迫行為・儀式)を繰り返し行うため、日常生活に支障をきたす疾患です。
人口の2%強に認められている疾患で、10~20代に発症することが多いです。
醜形恐怖や抜毛症も強迫性スペクトラムに分類されています。

強迫性障害とは

強迫性障害の種類

強迫性障害の症状には次のような種類があります。

不潔恐怖・洗浄強迫

「自分や大切なものが尿や便、ばい菌などに汚染されたのでは」と感じ(強迫観念・不潔恐怖)、繰り返し手や体を洗う、除菌消臭剤を大量に使用する、帰宅後すぐに服を脱ぎ洗濯するなどする(強迫行為・洗浄強迫)。

加害恐怖・確認強迫

「玄関の鍵やガス栓を閉め忘れたのでは」と何度も頭に浮かび(強迫観念・加害恐怖)、何度も確認せずにいられない(強迫行為・確認強迫)。自動車運転中に「人を轢いたのでは」、「無意識に悪口を言って傷つけたのでは」「SNSで誹謗中傷したのでは」などと感じ(加害恐怖)、確認を繰り返す(強迫行為)。

縁起強迫

4や9などの数字を見ると縁起が悪いと感じ(強迫観念・縁起強迫)、打ち消すために儀式行為を行わずにいられない(強迫行為)。

不完全恐怖

数や位置がそろっていないと不快で(強迫観念)、並べ直す(強迫行為)。書き間違いなどが気になり(強迫観念)、何度も書き直す(強迫行為)。

疫病恐怖・洗浄強迫

「梅毒やAIDS、COVID-19などに罹患するのでは」と感じ(強迫観念・疫病恐怖)、手洗いや入浴、洗濯を繰り返す(強迫行為・洗浄強迫)。

不道徳恐怖・懺悔強迫

窃盗をしてしまうのでは、人を殺してしまうのでは、痴漢をしてしまうのでは、性的な発言をしてしまうのではなどの考えが繰り返し浮かび(強迫観念・不道徳恐怖)、その考えを親など他人に告白することを繰り返す(脅迫行為・懺悔強迫)。

強迫性障害の診断基準

DSM-5における強迫性障害の診断基準

A:強迫観念、強迫行為、またはその両方の存在

強迫観念は以下の(1)と(2)によって定義される:

  1. 繰り返される特徴的な思考、衝動、またはイメージで、それは障害中の一時期には侵入的で不適切なものとして体験されており、たいていの人においてそれは強い不安や苦痛の原因となる。
  2. その人はその思考、衝動、またはイメージを無視したり抑え込もうとしたり、または何か他の思考や行動(例:強迫行為を行うなど)によって中和しようと試みる。

強迫行為は以下の(1)と(2)によって定義される:

  1. 繰り返しの行動(例:手を洗う、順番に並べる、確認する)または心の中の行為(例:祈る、数える、声に出さずに言葉を繰り返す)であり、その人は強迫観念に対して、または厳密に適用しなくてはいけないある決まりに従ってそれらの行為を行うよう駆り立てられているように感じている。
  2. その行動または心の中の行為は、不安または苦痛を避けるかまたは緩和すること、または何か恐ろしい出来事や状況を避けることを目的としている。しかしその行動または心の中の行為は、それによって中和したり予防したりしようとしていることとは現実的な意味ではつながりをもたず、または明らかに過剰である。

注:幼い子どもはこれらの行動や心の中の行為の目的をはっきり述べることができないかもしれない。

B:強迫観念または強迫行為は時間を浪費させる(1日1時間)。または臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

C:その障害は、物質(例:乱用薬物、医薬品)または他の医学的疾患の直接的な生理学的作用によるものではない。

D:その障害は他の精神疾患ではうまく説明できない(例:全般不安症における過剰な心配、醜形恐怖症における容貌へのこだわり、ため込み症における所有物を捨てたり手放したりすることの困難さ、抜毛症における抜毛、皮膚むしり症における皮膚むしり、常同運動症における常同症、摂食障害における習慣的な食行動、物質関連障害および嗜好性障害群における物質やギャンブルへの没頭、病気不安症における病気をもつことへのこだわり、パラフィリア障害群における性的衝動や性的空想、秩序破壊的・運動制御・素行症群における衝動、うつ病における罪悪感の反芻、統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群における思考吹入や妄想的なこだわり、自閉スペクトラム症における反復的な行動様式)

(DSM-5 精神障害の診断・統計マニュアル第4版から引用)

上記のような特徴的な症状を確認して診断します。パニック症、社交不安症、うつ病、双極性障害、チック症、自閉スペクトラム症などを並存症として多く認めます。また、強迫観念を妄想とされて統合失調症と誤診されることも起き得ます。

強迫性障害の治療

当院では心理士による強迫性障害への認知行動療法と薬物療法を併用して治療にあたります。

認知行動療法

認知行動療法(暴露反応(儀式)妨害法)により75%がほぼ治癒します。

薬物療法

セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)により約半数の患者様で症状が軽減し、約1割の患者様では症状が寛解すると言われています。
家族への疾患教育、対応法指導、心理的支援を行います。

家族支援

家族への疾患教育、対応法指導、心理的支援を行います。

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