札幌太田病院コラム

　広島国際会議場にて9月16日～9月18日まで開催された日本音楽療法学会学術大会は、対面とリモートの両方で参加できるハイブリッド形式で行われました。今回の大会は、「コミュニティでの共生を支える～音楽療法の役割を考える～」というテーマで様々な分野の講師からご講義を頂きました。

　気温34度の猛暑の中、たくさんの方が参加され、コロナ禍において音楽療法のあり方や症例検討など、実践においても役立つ内容で、改めてコロナ禍だからこそ音楽療法の必要性を再認識致しました。

　今回発表した演題は、“精神科領域のデイケアにおいて音楽療法のバンド活動は参加者にどのような経験をもたらしたのか”について、SCATを用いた質的研究結果を口演発表致しました。観衆された方は、メモを取るなど興味を持って聴いていただきました。これからも皆様のニーズに寄り添った音楽療法を行っていきたいと思います。