病棟内・内観療法の構造と方法
2.内観勤務表、内観面接一覧表、内観記録の重要性


札幌太田病院  太田 秀造、池田 明穂、太田 耕平、響 徹

第3回内観医学会抄録、2000


1.内観担当職員の増加、内観勤務表の作成:

 当初は発表者(医師)1人であったが、酒害カウンセラー(断酒会会長)が1〜2名と協力し、平成3年以降は看護婦や心理士も参加した。現在では14〜15名(兼務)の内観指導者(医師3名、心理士4名、酒害カウンセラー4名、看護婦1名、介護福祉士1名、看護助手2名)がフレックスタイム制、又は早出、遅出出勤により、常時数名〜10数名の入院患者の内観指導を、午前6:30〜午後8:00まで日曜日から翌週日曜日(7泊8日)まで安定した体制で実施可能である。


【表―1】内観面接 勤務表へ(ここをクリックして下さい)



2.内観面接一覧表と内観療法記録の必要性と重要性、看護職員の役割:

 一覧表は内観者の「氏名」、「性別」、「年齢」、「病名」、さらに「内観の場所」、「面接時間」、「内観の形成」(ゆったり内観、半日内観など・・・)、「面接者氏名」、「内観テーマ」、さらには「指導者名」、「訪問時間」、「指導者から見た評価」などを記入する。一方、内観療法記録にはテーマと三問〜五問への回答、表情や情動反応、内観回想内容、面接者の助言や指導内容、次の面接者への申し送りを簡潔に記録する。
 これらにより、安定した内観指導の体制を保持し、多数例に対して内観療法と面接の質の確保が可能となる。



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