病棟内・内観療法の種類
内観療法室、内観職員ステーションを含め医療法上届け出て許可を受けた病棟内にて行ないます。当然ですが、届け済みの定数の医師、看護師などの医療職員が常在する病棟内にて行われます。ほぼ全員が内観療法を体験した医師、看護師、心理士であり、患者に急な変化があっても直ちに対応可能なことが大切です。また入院患者が安心して内観療法に協力しうる環境づくりが必要とされます。 @ ゆったり内観:入院直後か、精神状態が改善して間もない患者へ。任意に内観し、日記に記録する。 A 日常内観:@の患者の次の段階、または集中内観修了者が日常生活の随所で内観的思考を深める。 B 内観室内観:正式の集中内観を行うことが原則(心身症、うつ、拒食症、薬物・アルコール依存症、統合失調症など)。 C 自室内観:個室を希望、またはプライバシーを望む患者(不安の強い患者)に行う。 D 保護室内観:保護室使用を要す患者に、保護室内で内観療法を併用(重症者に有効)。 E 抑制時記憶回想療法:警察から抑制され来院時、やむをえず抑制(精神保健福祉法 第37条第1項)を要する患者に、人権を最大に配慮しつつ併用(最重症例)。薬物依存を併発させないためにも必要。この間、家族の付き添い、1日7〜8回の体位交替と面接あり。 F 家族同時内観:自宅で日記内観を終了した家族が来院し、集中内観を終了した患者と互いに反省、スキンシップで交換する。 G 親子同屏風内観:母子などが短時間、同じ屏風内で互いに内観する。 病棟内・内観療法は、比較的重症例にも適用でき、過去を客観的に調べることで、誤った認知に至った経過に気づき、積極的な認知に修正する認知行動療法です。これらを短時間に行えることから、早期発見、治療が重要な不登校の治療に有効であることを示唆します。