心療内科診療 Q&A



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食行動異常 〜過食症と拒食症〜



治療は?

 面的なアプローチが必要になってきます。治療や調整的な働きかけは、心、身体はもちろん、家庭や学校、職場など外的環境に対しても行われます。


★ 具体的な治療内容

  1. 精神面へのアプローチ

    カウンセリング、集中内観療法、音楽療法、交流分析、自律訓練などが、自己像や他者認知のゆがみ、性格の未熟や自己中心性にはかなり有効。人格の発達レベルを自己愛から他者愛へと変換させる成長への導き。各種心理テストも精神療法や自覚を形成するうえで有益。内科医、精神科医、看護婦、臨床心理士、ケースワーカー、音楽療法士、OT、PTなど多職種からなる医療チームによる治療が必要

  2. 身体面…各種作業療法やアクティビティ

    必要な検査や栄養補給を行い、自律訓練、ヨーガ、瞑想、腹式呼吸、弛緩訓練などを行う

  3. 薬物療法…全身的管理を要する

    抗うつ剤、抗不安剤、栄養剤など

  4. 家庭面…家庭的治療プログラムが必要

    父や母との信頼関係を回復させる、父母関係の問題を認識させるなど。父や母自身が集中内観を体験すると有効性が高くなる

  5. 知識学習面へのアプローチ

    症状に対する理解を深め、医師、治療法への協力を促す

  6. 社会生活へのアプローチ

    社会面として将来の人生設計を明確にし、スポーツや芸術などへの関心を促す。デイケアや作業療法をとおして職業訓練なども行う

 れらの6面に対して、時間をかけて長所を伸ばしていくことが治療の基本です。治療効果は比較的良好で、自然治癒、治療による軽快、慢性化し自閉的に生活する人が、それぞれ3分の1ずつとされています。大切なのは、自分の状態が何か変だなと感じたら早めに専門家に相談する事ですね。