痴呆老人への治療的接近(人間的接近)
Reality Orientation [R.O.法と略す]
目 次
セージュ新ことにでは、日常生活、レクリエーション、作業、音楽療法に本法をとりいれ、かつ[R.O.セッション]も各人が週1回もつこととする。介護士、ナース、OT、その他職員が自分自身を治療の素材とすること。
R.O.法の原理
- 人間的アプローチ
- コミュニケーション・アプローチ
コミュニケーションを作ることが治療になる。ボケ老人が孤立しやすい。
もともとアメリカ生まれ、カンサス州で1958年老人中心プログラム作成。1960年代文献を出し、1969年米国精神医学会で出版。
コミュニケーションのとり方。基本は→それは見当識といわれるもの。
名前、住所、日時、時間、天気などを話題に、
コミュニケーション障害への対処
- 感覚の低下を補う道具を用う。
- すべての感覚を利用する。
- 注意を伝え、保つため手で触れる。
- 環境を変える。
Orientation
繰り返し繰り返しOrientationを続けていく。
基本的態度
- 大人としての個人として氏名を覚えてあげる(名札を付けては?)。
- 敬 意
嫌 悪
- 自尊心
卑 下
- 選 択
強 制(その人の好みを大切に)。
- 独 立
依 存(その人ができるように援助する)。
* 個人の歴史をなるべく把握しその個人と付き合う。ボケ老人としてではなく。
R.O.コミュニケーションの内容
- 自分はだれか−名前を呼び掛ける
- 自分はどこに居るか−ここは○○と情報を入れる
- いま何時−今○○時と情報を入れる
- 周囲で何が起こっているか!−コメントして周囲に気付いてもらう
* 上記を繰り返し繰り返し与えること。これがボケ老人に最も必要な情報である。
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コミュニケーション形式のあり方
- 短い単文で話す。
- 反応や反復を促す。
- 過去の経験を用いて、現在への橋渡し。本人が活躍していたころの物、思い出話。
- 会話を特定する。話しがとりとめなくならぬよう。
- ユーモアを促す。
- 出来事についてコメントする。
- 会話に加われるよう援助する。連想できる情報を加えて質問したり会話する。手掛かりになる情報を出してあげる。
R.O.セッション
- 24時間のR.O.法を基本とし、これを補うために集団R.O.ミーティングを行う。
- 介護士、OT、ナース、CW、家族、その他がリーダーとなる。
- 治療者が強力なリーダーシップをとる。思い出を語ってもらう。そのためその個人の生活史を十分調べ知っておくこと。
- 各職員は全員が受け持ちグループをもつこと。2人で1チーム。
R.O.セッションの共通の目的
- 物事に成功すること。成功感を味あわせてあげること。
- 周囲の出来事を知る。
- 話し合うこと。これらができるようになるよう援助すること。
- 特別の部屋、コーナーを専用とし、思い出を回想できる写真や品を用意しておく。
- 白衣はあまり好ましくない。権威を象徴しているから。
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