精神科診療 Q&A



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酩酊の分類(1)

T 普通酩酊:普通に見られる楽しい気分の酔い。問題行動なし。

U 異常酩酊
(イ)複雑酩酊 人格が変わり粗暴・興奮を認めるが、見当識が保たれ、行動の流れは周囲が理解できる。記憶喪失もほとんど認めない。
幻覚(−)、妄想(−)
(ロ)病的酩酊 意識障害が急激に起こり、激しい興奮を伴う無差別、非現実的行動は周囲から全く理解不能。著しい記憶障害(健忘)を残す。幻覚や妄想を伴う。

上記に基づく悲惨な犯罪が少なくない。イ)、ロ)はアルコール依存症者に発生しやすい。

酩酊の分類(2)

 単純酩酊異常酩酊
複雑酩酊
(量的酩酊)
病的酩酊
(質的異常)
せん妄型もうろう型
興奮乱暴++++
身体麻痺
周囲からの了解性++
人格の変容++++
自己統制
見当識障害−〜++++
意識障害昏もう
妄想幻覚
健忘
内的了解性±
犯罪多し多し
責任能力±
(部分的)


病 的 酩 酊

背景因子
  1. 病的基礎の存在 てんかん、性格異常、ヒステリー、精神薄弱、外傷、老人性退行初期、脳疾患、アルコール症

  2. 誘因らしい特殊な障害的要素がその前にあるとき

症  状
  1. 不機嫌
  2. 運動興奮
  3. 行動に動機や正常な原因がない
  4. 全健忘
  5. 身体麻痺の欠除
  6. 瞳孔障害(対光反射の減弱欠如)
  7. 見当識障害
  8. 精神症状の急激な発現